Wacom Ink SDK for verification

サインの真正性を担保する信頼性の高いテクノロジー

Wacom Ink SDK for verificationは、業務において目視で確認するよりも簡単かつ正確にサインの真正性を検証できるようにするソフトウェアツールセットです。

SDKには検証エンジンが搭載されており、動的(筆圧・スピードなど)と静的(画像ベース)という2つパターンに対応しています。これは、単一の製品内で2種類のサイン検証方式を使用できる初のソリューションです。これらの方式は個別に、または組み合わせて使用することができます。

 

SDKの仕組み

SDKの検証エンジンは軽量なため、組織のドキュメント管理システムに容易に統合できます。統合後は、これを使用して新しい手書きの電子サインを(リアルタイムまたはサイン画像ベースで)組織が保管している最大6つの参照例と比較することができます。

検証エンジンでは、シンプルかつ極めて正確な形で即時にサインの真正性を識別し、0(不一致しない)から1(一致)の間の数値でスコアを生成します。管理者はスコアを参照して、サインの真正性を判断します。また、検証エンジンは誤判定が生じにくい設計のため、最大限のセキュリティを実現できます。

また、重要な点として、キャプチャしたサインデータはソフトウェア上には一切保管されないため、その他のサーバーベースのソリューションのような潜在的なコンプライアンスリスクの問題は発生しません。

 

主な機能

リアルタイムでサインを検証

リアルタイムの検証手法を使用すると、手書きの電子サインが作成された際の筆跡情報や文字情報を正確に検証することができます。SDKでは、手書きの電子サインを、これまで業務サーバーに収集および保管されてきた最大6つの実際のサインと比較して検証します。筆跡情報には、特徴的なサイン形状が含まれるだけでなく、サインの際のスピードや筆圧の情報も含まれています。

画像ベースで筆跡検証

画像ベースの検証手法では、静的なサイン画像を最大6つの実際のサインと比較し、サイン上の視覚的な特徴や類似性を見比べます。

SDKでは、広範囲な画像タイプ(png、bmp、tif、jpegなど)をサポートしており、以下のオプションも提供しています。

  • 画像上のノイズの除去
  • コントラストと明るさの調整
  • スキャン時の紙の折り目の除去
  • サインのサイズ調整

リソース

当社では、ワコムインクテクノロジーにより、技術革新を容易に実現できるようにしたいと考えています。当社では、以下を提供いたします。

SDKのダウンロード

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ドキュメンテーション

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サンプルコード

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サポート

当社では、Wacom Ink SDKを最大限に活用するために必要なあらゆるサポートを提供いたします。