永続的な記録
アーティストは作品の永続的な記録を残すことができます。記録には作品から直接アクセス可能です。
ワコムは、業界を先導するテクノロジー企業、大学の研究者、スタートアップ、およびプロのクリエイターと協力して、アーティストが自らの作品の価値を保護および最大化するのを支援するためのクリエイティブ・ライツ・イニシアチブ(CRI)を立ち上げました。
CRIの目的は、世界中のアーティストに永続的で信頼性のある著作権の証明を提供することにあります。これは各作品に一意のデジタルIDを提供することで実現され、このデジタルIDは、その正当性を証明するためのサードパーティによる検証を必要としません。
CRIの使命は、アーティストがデジタル領域において自らの作品の著作権を信頼できる形で確実に証明できるようにすることです。CRIは、堅牢で拡張性が高く使いやすいデジタルプラットフォームで作品の登録と保護を行えるようにすることによって、これを可能とします。このプラットフォームは全ての人に開かれ、単一の企業によって支配されることはありません。その結果として、あらゆる種類のアーティストが、詐欺や誤用、著作権侵害を恐れることなく、自分の作品をより簡単に保護、ライセンス、共有、コラボレーション、保管、取引、展示することが可能となります。
永続的な記録
アーティストは作品の永続的な記録を残すことができます。記録には作品から直接アクセス可能です。
創作の証拠
単に作品登録するだけでなく、CRIはアーティストが作品を創作したことの十分な証拠を提供します。
ライセンス
CRIは、作品のライセンスの仕組みを提供することで、アーティストがコンテンツ／作品の使用、派生創作、独占利用の権限を安全に許諾できるようにします。
コラボレーション
CRIは、アーティストが法的に安全なフレームワークを使用してコラボレーションを行えるようにします。このフレームワークは、コラボレーションにおいてアーティストの権利と利益を保護し、信頼を構築するものです。
デジタル取引
CRIの記録は、作者の法的権利を認証することでデジタルトークン（例：NFT）を介しての取引を補強します。また、トークンに法的権利の証拠を付与することもできます。
ポートフォリオ
CRIはアーティストが、信頼性が高く、作品の保管場所としても機能する安全なポートフォリオを構築するのを支援します。
CRIは、すべてのデジタル作品に改ざん耐性のある一意のデジタルIDまたはマイクロマークを割り当てる最先端のテクノロジーを用いています。システムは以下の主要な技術要素で構成されています。
一意の目に見えないデジタルマークを作品に埋め込み、作品自体から作品と関連する情報や記録との強固なリンクを確保します。
作品のデジタルIDと、オープンな標準技術規格を採用したリレーショナルウェブへの暗号的に安全なリンクを提供します。
ワコムの署名取得と検証の技術は、制作者の生体署名とデジタル作品の間の強固な結びつきを実現します。
環境負荷を押さえたハイブリッドブロックチェーン（公開／非公開）アプローチは、大量の電力を消費する作品プルーフオブワーク（PoW）トランザクションを行わずに永続的な記録を保証します。分散型プライベートブロックチェーンのノードは、CRIプラットフォームパートナーによってホストされ、より高いセキュリティと信頼性を実現します。
アーティストはまずYuifyを使ってCRIに参加することができます。Yurfyは特定の作品に関連する著作権の証明可能で永続的な記録を生成する、使いやすいサービスです。アーティストは、創作の証拠の記録に加え、作品の使用権管理と法的拘束力のあるライセンス許諾の記録を、容易かつ確実に残すことが可能になります。
Yuifyは、アーティストに作品登録をスムーズに行うためのワークフローを提供します。アーティストが作品をCRIパートナーによって管理されるプラットフォームに登録し、さらにYuifyとの連携をすることにより、作品プロジェクトとライセンスの管理を可能とします。そうすることで、プラットフォームに使用されている技術によって各作品に対して一意のデジタルIDが生成され、これを作品と関連するエクスポートファイルに埋め込みます。このIDは、Yuifyプラットフォームまたはパートナーのアプリから、検索ツール「Yuifinder」を使用することでアクセスおよび閲覧ができます。これにより、誰もがプラットフォームを介してアート作品から作者であるアーティストにさかのぼることができます。
CRIの真の力は、共同でのイノベーションを通じて実現されます。だからこそ、我々は常に世界中のアーティストの権利管理を支援したいと考えている新たなパートナーを求めています。
クリエイティブアプリケーションを所有している、またはCRIの取り組みにご関心がある場合はぜひご連絡ください。使用事例やコラボレーションの機会についてさらに詳しい情報をお知らせします。
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